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Posted by 滋賀咲くブログ at

2009年11月18日

リキシャのデザイン

今の彦根リキシャの構造的特徴は、リヤカーのような車輪のついた箱を自転車で引っ張る牽引式であるということである。倒れない工夫として引っ張る自転車の後輪の両側に補助輪を2輪設けているのも大きな特徴である。最初に構造ありきであったわけではなく、街を走りやすく、街に似合う形で、お客様が乗り降りしやすいと言うことで、自然にそのような基本構造を選択するに至った。もちろん今後の進化の過程で、変ることがあるかもしれないが・・・。

一号機はデザイン前に、「まちに似合う」形は何かと言うことで、まずは皆でキーワードを出し合った。そこでは、お城や神社仏閣、町家に茶室などいろいろな形と様式が出されたが、一号機のデザインとしては中でも駕籠の形状が参考にされたと思う。製作者の意図は深いところにあると思うので一概には言えないが、一号機はそのようなイメージを、塗りや蒔絵、日本家屋の様式を使って彦根風に上手にアレンジされているように思う。

弐号機は今年の横浜行きに合わせて急ぎ作り、横浜から帰ってからもゆるキャラも乗せられるいいサイズということで、そのまま走っている。急ぎ作ったもので、統一したイメージの下に作りこむと言うことに関して追及が甘かった。一応デザインはシンプルな和風を目指した。壁になる部分は板張りのカキシブを塗ったきり、屋根は透明のプラ板だけである・・。

彦根は築城400年祭から開国150年祭ときてお城とゆるキャラが中心的であったが、今後は「戦国」がクローズアップされることになりそうである。私たちにも馴染み深い「花しょうぶ通り商店街」は、戦国を題材にしたまち作りを行い、通りには「しょうぶ屋」、「戦國丸」を初めとするいかした(ふるっ。笑)店が並び、週末にはイベントで賑わい、古式整然とした甲冑武者が闊歩していたりする。弐号機は改めてデザインを考え直し、「戦国」のイメージで作り直せたらと、今みんなで話したりしている。素敵なデザイナーさんに長浜のベロタクシーのデザインの関係で知り合えたので、今度はリキシャ弐号の形もお願いできたら幸せだと皆では話しているのですが・・・。自分達でも勉強してみようとは思っております。

とりあえず戦国イメージではない、 けど素敵な一号の細部の写真を載せておきます。

 

  


Posted by eco&rikisha at 02:49Comments(2)彦根リキシャの機構詳細
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クルマの代わりになるような、いやそれ以上に楽しい、自分がエンジンの乗り物を作ることがわたしの夢です。
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