2012年01月24日

機構と形状のデザインの考え方

昨日は雨で、朝少し冷えるなと思ったら山のほうは白くなっていました。昼に風が吹き、今は雪がちらつき時折あられも降っている様子です。こんな日は割っておいたマキが今日は活躍しそうです。タイトルとは関係ありませんが、近所の方が積み上げたマキが美しかったので写真をとりました・・・。以下リキシャの機構詳細です。


構造と形状のデザインの考え方

 自転車に人を載せるにあたり、その環境的な意味や福祉的な意味を考えると、体力と気力のあるものは普通自転車を自分でこいで走ればいいと考え、メインターゲットからは外して考えた。動けない、または動きにくい人をスムースに自転車タクシーに載せてあげたいと考えた。家族や同伴者が一緒に乗ることができる、大人2人と子ども1人を一緒に載せたいと考えた。気候条件の厳しいときこそ楽のできる乗り物にしたいと考えた。そして乗りたくなるような、安心感のある、格好のいいデザインが必要と考えた(観光用となっている人力車をイメージするとわかりやすい)。特に彦根においてはお城とその周りの城下町に特徴があり、その雰囲気に調和する外見と内装が必要と考えた(長浜や近江八幡のリキシャにも同様に考えた)。以下に考え方を箇条書きとしてまとめた。

・大人2人と子ども1人が深く腰かけられて安定する座席を有する。
・暑さ寒さや雨風を遮る屋根や壁、もしくはシートを有する。
・体が不自由な方でも乗りやすい低床で、つかみやすい持ち手がある。
・乗降時にも走行中にも倒れない、安定した機構。
・走る街に似合うデザインとする。
(彦根リキシャにおいては彦根城と駕籠をイメージした)
(長浜リキシャにおいては曳山をイメージした)
(竹リキシャにおいても町に溶け込むデザインを考えた)

また引き続き投稿したいと思います。

※戦国リキシャを幾箇所か改修しました。座高の高い方が天井に頭をぶつけるということがありましたので、天井を支える板の中心をえぐってみました。
  


Posted by eco&rikisha at 17:32 Comments( 0 ) 彦根リキシャの機構詳細

2012年01月08日

リキシャ作成の意図

雪の降る季節となり、リキシャも走行で忙しい時期ではないので、点検したり修理したりする期間となります。こんな時期にしかまとめられない事もあるので、機構の詳細などご紹介していこうと思います。

「リキシャ作成」の意図

 クルマに代わる交通手段として自転車は高い性能を持つ(雨風や暑さ寒さなどの気候条件の悪いときは工夫が必要ではあるが)。また2輪の車体は不安定だが、後ろに車両を牽引する牽引車両に載せると、安定して荷物や人を運ぶことができる。牽引車両として、日本では古くからリヤカーが活躍しているし、西洋ではサイクルトレーラーまたはキッズトレーラーとして子どもを載せる運搬具が活躍している。

 荷物だけでなく、子どもだけではなく、大人を複数のせて、タクシーより気軽な運搬手段として、自転車の「自転車タクシー」としての活用を意図した。実際は日常において自転車タクシーの必要性は極めて低い。ほとんどの人にとっての日常生活上の移動は普通自転車と公共交通機関の組み合わせで事が足りる(現実はクルマの利用がほとんどであるが)。荷物もほとんどの場合、既存のリヤカーがあれば十分運べる(現実はクルマの利用がほとんどであるが)。しかしながら「環境負荷の低い」「今はない新しい文化」を作る必要性を感じ、わずかな需要ではあるが「観光用」や「福祉用」としての用途を念頭において、極端な形ではあるが自転車を活用するスタイルをPRするという意図も含めて、自転車タクシー「リキシャ」を製作するに至った。


以下の写真は整備と補強のため頭を残してストリップ?にした戦国リキシャです。ツノだけ残しております。よく働きましたので、次の春に備え、壊れている訳ではないですが、補強とより乗りやすくする改修を行っております。

  


Posted by eco&rikisha at 20:52 Comments( 0 ) 彦根リキシャの機構詳細

2011年10月25日

1023 ゆるきゃら祭り2日目報告

1023 ゆるきゃら祭り2日目報告

「ゆるきゃら祭りin彦根」におきまして、日頃自転車タクシーにも乗っていただいているゆるきゃら(みつ・さこ・にゃんぶ)の商店街、花しょうぶ通り商店街の陣スタンプラリーをお手伝いをしてきたので報告します。10/23(日)の10:30から開催し500人以上の参加、写真撮影やお買物を含めると1000人以上はあの狭い商店街に集ったのではないでしょうか。受付前から多くのお客様で商店街がにぎわい、行列もできるイベントとなりました。

10時半の受付前で300人弱の方が並び、11時に競技を開始し直後11時10分には当初準備のスタンプシート500枚すべてを配り終えてしまい満員御礼となりました。商店街とその周辺に6箇所のスタンプポイントを設け、ゆるきゃら15体に交代で登場いただくかたちで、参加キャラは米沢のかねたん・かげっちさま・おせんちゃん・けーじろー、上越のけんけん、浅井三姉妹のうち茶々姫と長政くん、安土のらんまるくん、コーエーテクモホールディングスののぶにゃが・にゃぶらはむりんにゃーん、関東からは獣兵衛・戸越銀次郎、花しょうぶのいしだみつにゃん・しまさこにゃん・おおたににゃんぶにて、以上の順番にて銀座側より並びました。

キャラが待つスタンプポイントにも多くの行列ができ、スタンプを押していただいたあとには写真を撮ってもらうお客様も多くあり、商店街中が笑顔でありました。12時から景品の配布を始めたのですが、ここでも並んでいただき、3~12ポイントのスタンプを集めていただいた数に応じオリジナルバッジやここでしかもらえないゲームのカードなど配布させていただきました。13時ゲーム終了後、13時半からは写真撮影となり、商店街内山崎外科さん前にて全キャラ集合の集合写真を皆様に撮影していただきました。

10月といえども暑い中、キャラのみなさん、キャラを支えるみなさん、ボランティアスタッフ、商店街のみんな、そして何よりも近隣そして遠方からお越しいただいた多くのお客様たちのおかげにより、開催しやりきることができました。本当にありがたい、楽しいイベントとなりました。

      


Posted by eco&rikisha at 14:23 Comments( 2 )

2011年10月23日

1022 ゆるきゃら祭り1日目報告

おかげさまで天気予報を見事に裏切る、本当によく持ちこたえていただきまして、時折太陽ものぞくいい天気で、第一日目を終えることができました。通行止めの区間は自転車タクシーは走れないのですが、その周辺を走りました。お客さんも多く、うちのNPOスタッフもキャラをめあてにお友達と一緒に遊びに来ていたので乗っていただきました…(差し入れありがとうございます!)。
  


Posted by eco&rikisha at 10:00 Comments( 0 )

2011年10月23日

1019-1021 環境ビジネスメッセ報告

今年のメッセには近江八幡の「竹リキシャ」を投入し、たくさんの方にお乗りいただきました。多くの方が会場でのその目立ち方に吸い寄せられた感じで、やはり日本的な工芸を盛り込むというのは力があるものだと感心しました。近くに寄ったときのディテールはまだ努力しなければいけないのですが…(さびと汚れの磨き不足)。今回、牽引機構にさらに工夫を凝らし、乗りやすくしたものを投入したので、倒れない構造のためやはり少しの違和感はありますが、「ハンドルで曲がる」という基本の乗り方を説明すると、老若男女多くの方が実際に乗れることが確認できました。これから、機構的な完成度を高めて、より多くの場所でたくさんの荷物を運べるリヤカーが、自転車タクシーが活躍できるようにしたいと思います。
  


Posted by eco&rikisha at 06:21 Comments( 0 )
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クルマの代わりになるような、いやそれ以上に楽しい、自分がエンジンの乗り物を作ることがわたしの夢です。
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