リキシャ作成の意図

eco&rikisha

2012年01月08日 20:52

雪の降る季節となり、リキシャも走行で忙しい時期ではないので、点検したり修理したりする期間となります。こんな時期にしかまとめられない事もあるので、機構の詳細などご紹介していこうと思います。

「リキシャ作成」の意図

 クルマに代わる交通手段として自転車は高い性能を持つ(雨風や暑さ寒さなどの気候条件の悪いときは工夫が必要ではあるが)。また2輪の車体は不安定だが、後ろに車両を牽引する牽引車両に載せると、安定して荷物や人を運ぶことができる。牽引車両として、日本では古くからリヤカーが活躍しているし、西洋ではサイクルトレーラーまたはキッズトレーラーとして子どもを載せる運搬具が活躍している。

 荷物だけでなく、子どもだけではなく、大人を複数のせて、タクシーより気軽な運搬手段として、自転車の「自転車タクシー」としての活用を意図した。実際は日常において自転車タクシーの必要性は極めて低い。ほとんどの人にとっての日常生活上の移動は普通自転車と公共交通機関の組み合わせで事が足りる(現実はクルマの利用がほとんどであるが)。荷物もほとんどの場合、既存のリヤカーがあれば十分運べる(現実はクルマの利用がほとんどであるが)。しかしながら「環境負荷の低い」「今はない新しい文化」を作る必要性を感じ、わずかな需要ではあるが「観光用」や「福祉用」としての用途を念頭において、極端な形ではあるが自転車を活用するスタイルをPRするという意図も含めて、自転車タクシー「リキシャ」を製作するに至った。


以下の写真は整備と補強のため頭を残してストリップ?にした戦国リキシャです。ツノだけ残しております。よく働きましたので、次の春に備え、壊れている訳ではないですが、補強とより乗りやすくする改修を行っております。



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