彦根リキシャの仕様詳細

eco&rikisha

2008年11月13日 08:48

彦根リキシャとしては当初①言語的なイメージ②形のイメージ(屋根壁座席)の検討を行い、今の形に落とし込みました。形としては様々な「様式」のもとに想定できる限りの「屋根のかたち」「壁の形」「窓の形」「椅子の形」などなどを書き出してみて、最終的に「この形」という納得いく形に納め、さらに詳細それぞれの職人さんにどう具体化するかを相談し、作成しました。・・・この課程で明らかになったのは、日本のそれぞれの地域にそれぞれの似合った形がある。私たちの地域で出発するのは「彦根リキシャ」ではありますが、ベースの車両をもとにして、それぞれの地域にそれぞれの形が提案できると言うことでした。職人さんもそれぞれの地域にいらっしゃいますので。・・・彦根リキシャに共感を覚えられたあなた。あなたの地域のオリジナルが可能ですので、ご相談いただければ全体もしくは部分でご協力できますのでご相談ください。(事務局0749-26-2901)

①彦根リキシャの言語的なイメージ
「彦根のまちに似合う(違和感がない)」「駕籠(大名駕籠~庶民の駕籠)」「茶室(直弼の好み)」

②彦根リキシャの形としてのイメージ
「神社仏閣」「武家屋敷」「商人屋敷」「駕籠」「人力車」などの様式それぞれの「屋根」「壁」「窓」「座席」の形を考え書き出し、検討し今の形としました。
・彦根リキシャの屋根・・・銅板葺き、

・彦根リキシャの天井・・・あじろで裏打ちし、赤で縁取りした漆塗りの数枚のアーチで支える

・彦根リキシャの壁・・・地場産のすだれで左右をしめる。四方は黒く塗った柱。建具でしめることも可能。

・彦根リキシャの座席・・・上がり框はふき漆のケヤキ。かまちには「リキシャ」の紋が蒔絵で描かれる。薄い赤に色づいた畳をしく。
 
・彦根リキシャのからくり座敷・・・手すり部分は左右に展開し、停車時は座敷を広げて使うことができる。
・彦根リキシャの牽引車両・・・2輪もしくは3輪、または二輪の補助輪付き2輪が選択できる。重さに耐えかつ軽快に走るために今回は二輪補助輪付きとした。
 


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